総理と国家公務員ってどういう関係?

4月初頭の合同初任研修に総理大臣がお見えになられました。

その時の記事についてはこちらをご参照ください。

合同初任研修を受けてきました!②
こんにちは。先週行われた合同初任研修について、更新していきたいと思います。合同初任研修とは?前回の記事で詳しく扱っていますので、こちらをご覧ください。 ...

なぜ総理が研修に見えたの?

4月の時期には世の中はとても多くの新卒研修が行われていることだとおもいます。

総理の「アベノミクス」という政策を踏まえれば、例えば我が国の経済を引っ張っているといわれているトヨタのような民間企業の研修の冒頭に見えるというのが政治的にも意味ある行動であるように一見思えるかもしれません。

しかし、そうではなく、公務員の研修になぜいらっしゃったのでしょうか。加えれば、国の組織には裁判所のような機関もある中で、なぜ総理大臣がわざわざ初任行政研修をえらび、お見えになられたのでしょうか?そもそも総理って国家公務員とどんな関係があるんでしょうか?

そんなところを今日は書いていきたいと思います。

総理ってなんだろう?

総理は政治家がなるもの

総理と言われればまずは「政治家」であるというイメージがあるのではないでしょうか?

第六十七条【内閣総理大臣の指名、衆議院の優越】
1 内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。この指名は、他のすべての案件に先だつて、これを行ふ。

もちろんそのイメージは正しいです。憲法にも、総理は国会議員から指名されると書かれていますからね。

総理は行政のトップ

第六十五条【行政権と内閣】
行政権は、内閣に属する。
第六十六条【内閣の組織】
1 内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。

一方で、ここにも書かれているように、総理は行政権を司る内閣のトップ(首長)ですよね。そして、我々国家公務員は行政府の人間です。

ということは、政治家でもあり、我々国家公務員(行政府の人間)を束ねるトップの人でもあるのです。

総理も国家公務員!?

行政のトップであることはわかりましたが、それって政治家という立場として引っ張っているってことなんですかね?多くの人は、政治家(衆議院議員)という身分で総理をやっていると思っているのではないでしょうか?

これ、実は違うんです。総理も国家公務員なんです。ちょっと法律を見てみましょう。

国家公務員法(昭和二十二年十月二十一日法律第百二十号)
第二条  国家公務員の職は、これを一般職と特別職とに分つ。
○2  一般職は、特別職に属する職以外の国家公務員の一切の職を包含する。

○3  特別職は、次に掲げる職員の職とする。

 内閣総理大臣
 国務大臣
 副大臣
七の二  大臣政務官
十三  裁判官及びその他の裁判所職員
十四  国会職員
十五  国会議員の秘書
十六  防衛省の職員

国家公務員法の二条3項一号をみてください。ほら、総理大臣は特別職国家公務員なんです。

ちなみに、副大臣と大臣政務官、裁判官、国会職員、国会議員の秘書も国家公務員ですが、衆議院議員・参議院議員その人自身は国家公務員ではないんですね。

結局なぜ総理がお見えになったか

以上をまとめると、民間でいえば社長が新卒社員に挨拶をするのと同じということなんですね。

 

今日はこのへんで。

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